初めての女風で中学の同級生と再会。セックスに飢えた体をプロの技で溶かされて… (ページ 5)

「あ、時間だ」

無機質なアラーム音が、とろけるような甘い時間をぶち壊す。

誠一くんと私はお店のスタッフと客だったのだと、否が応でも思い出させる。

私は愛撫にとろけた体をやっとの思いで動かす。

こんなに尾を引くオーガズムは生まれて初めてだった。

「朱音ちゃん、もしよかったら…なんだけど」

誠一くんがおずおずと名刺を差し出してくる。

(そうだよね、固定客欲しいよね…)

わかってはいるけど残念な気持ちで受け取ると、そこには手書きで何か書き加えてあった。

「え…?」

「僕のプライベートな連絡先」

誠一くんがはにかむ。

その笑顔が眩しいと思った私は、今日のこの時間は、甘美な時間のほんの序章に過ぎなかったのだと、後から思い知らされるのだった。

-FIN-

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