泊まる場所がなく路頭に迷っていた私を助けてくれたのは、優しくて責め好きで刺激的な店員さんでした (ページ 2)
涙目になりながら歩き、気づいたら先ほど4人で集まったお店の前まで来ていた。
「あっ…ここさっきのお店だ」
お店の電気は消えており、もう閉店しているようだ。
すると、お店の裏あたりから一人の男性が出てきた。
「あれ?今日来店されたお客様ですよね?どうしました?忘れ物とかですか?」
お店の従業員だろう。
男性は優しく私に声をかける。
その声かけに安心してしまい、私はポロっと涙をこぼしてしまった。
「えぇっ!?どうされました?よかったら鍵あけますから店内でどうぞ座ってください」
男性はそう言うと、私を優しく店内へと案内してくれる。
「ありがとうございます…。あの…実はとっておいたはずのホテルが私のミスで予約されていなくて…でも他に泊まる場所もないし、知らない土地だしで…」
「なるほど、そうだったんですね。全然ゆっくりでいいんで、ここでホテルとか探されてみますか?」
「いいんですか?ご迷惑じゃ…」
「大丈夫ですよ!ここ俺の店ですし」
「えっそうなんですか!?何から何まで…本当にすみません」
「いえいえ、大丈夫ですよ!本当気にせず座られててくださいね」
そう言いながら男性は厨房に行き、他の作業をしだしたようだった。
男性に甘えさせてもらい、私は泊まれそうな場所を探してみるがなかなか良い所が見つからない。
「どうですか?」
「いや、それがなかなか…これ以上はご迷惑になりますし、私帰ります!」
私はカバンを持ち、外に出ようとすると男性に手を掴まれた。
「いやいや、外暗いですし危ないですよ!それにどこに帰るんですか?」
「でも…」
「とりあえずうちに来ますか?」
「いえいえ!初対面でそんなわけには…こんな見ず知らずの人泊めさせるのは申し訳なさすぎます!」
「…そしたら、見ず知らずにならなきゃいいですかね?」
「えっ?」
すると突然、男性は私の身体を自分の身体へと寄せ、抱きしめる。
「えええっ??」
「お姉さんみたいにかわいい人、ほっとけないですよ。それに…さっき俺が作った料理を美味しい美味しいと食べてくれてる姿も可愛かったです」
カアアッと私は顔を赤らめ、びっくりした。
「見られて…たんですね」
「はい。なのでお姉さんがさっき店の外にいた時はびっくりしました。それで急いで声をかけなきゃと思って」
そう言うと男性は、優しく私にキスをしてきた。
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