「バック初めて」って言えないまま焦らされて泣かされてイかされちゃった話 (ページ 2)
「あ、ありがとうございます…すみません」
「住所、言える?」
自宅の場所を告げたあと、動き出したタクシーの中で考える。大塚さんの家はどの辺なんだろ、遠回りさせちゃうなら、申し訳ないな…。
その時、一瞬、頬に温かい手が触れた。
「ぼーっとして。大丈夫か?」
「はい。大塚さん、遠回りじゃないですか?」
「…それより一花…。こんなに簡単に、男に送らせるなよ」
名前を呼ばれてドキリとする。
「それとも…了承のサインと思っていいのかな?」
…了承?
大塚さんの右手が一花の左頬に添えられたと思ったら、くいっと横を向かせられて、目が合う。ゆっくり、大塚さんの顔が近づいてきて…
「いいの?」
ノーズキス、で囁かれて、一花は思い切って、自分から大塚さんの唇を啄んだ。
「…はい…」
…って、これ…、何の了承かな…?
あったかい唇が、冷えていた一花の唇に押し当てられる。最後はウイスキーを飲んでた大塚さんの、ちょっとお酒の味がするキス。
上唇の端、真ん中と啄まれ、下唇を吸われたと思ったら、大塚さんは長い舌を一花の舌に絡めてきた。
…何これ…。キスだけなのに、すっごくやらしい…。
タクシーを降りる頃には、唇が離れてしまうのが寂しくて。支払いを済ませる大塚さんを、待ち切れない気持ちになっていた。
*****
先にシャワーを浴びてベッドで待っていたら、バスルームから、全裸の大塚さんが、明かりをつけたままの部屋の中にそのまま出てきた。
「…わっ、大塚さんっ…!」
と驚きつつ、その裸から目が離せない。少し元気になり始めているそこは……お、おっきい……
「何びっくりしてんの。隠すもんでもないでしょ」
ペースを完全に持って行かれてしまう。大塚さんはつかつか近づいてくると、一花がかぶっていたブランケットをはぎとって。
「ほら」と、有無を言わさず手を引いて立ち上がらせ、ベッドの方をむかせた。
そして、両手をつかされ、舐められ、声を我慢させられながら、すでにトロトロのそこに、指を差し込まれているところ…。
「…うぅ、う…」
大塚さんは、反対の手でクリトリスを転がしはじめ、差し込む指を2本に増やし、じゅぼ、じゅぼ、と音を立てて出し入れする。
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