可愛いと思っていた会社の後輩男子。なのに酔ったら肉食男子になってしまって…!? (ページ 2)

「こっちです」
「え? まって、じゃあ私はこれで帰るから」
「…駄目です。待ってください」

もう大丈夫そうだから帰ろう。
駅まで歩いていける距離だし、と思ってそう言うけれど、大和くんはこちらを見ないで首を横に振った。
そのまま彼は進み、扉に鍵を入れてガチャガチャと音を立てて開いた。

「え? え、大和くん…?」

手を引かれるままに、薄暗い部屋の中に引き込まれてしまう。
玄関のセンサーライトが光るのと同時に、大和くんに抱きしめられてしまった。

「先輩が俺のこと男として見ていないのは知ってるんですけど…深夜に男の部屋に一人で来るとか、無防備すぎませんか」
「へ? なに言って…」
「今日もずーっと、俺のこと意識してくれませんでしたもんね」

ばたん、と重たい音をたてて玄関の扉が閉まる。
そして抱きしめられていた手の力が弱まったと思ったら…顎をすくい上げられて、唇が塞がれた。

「んっ、!? んん、ぅ~…!」

大きくて柔らかな唇が押し付けられる。
子供みたいなキスはすぐに終わり、唇の間から舌をねじ込まれた。

驚きに固まっている私の口の中を、舌が好き勝手に虐めてくる。
舌と舌を擦り合わせられると、ざらついた感触にぞくぞく…っと腰が痺れる。
突然されたキスに強く彼の胸を叩くと、名残惜し気に唇が離された。

「なっ、なん、」
「先輩の唇、甘いですね…もっとキスしていたかったな」
「ちょっと待って…!」
「待ちません」

私は荒い息を吐いて呼吸を整える。
そんな私の肩を、彼は軽く押した。

「きゃっ!」

軽い力だったけれど、バランスを崩して、玄関の廊下に尻もちをついてしまう。
お尻をついた私の上に、大和くんが覆いかぶさった。

「ね、俺のことやっぱり男って思えませんか? 子供だと思ってる?」

聞いてきたくせに、私が口を開くよりも先に、またキスをされる。
今度はいきなり舌を入れられ、絡まされる。
甘いぞくぞくした痺れが、私の全身に広がった。

「んっ、んんっ! ゃ、ぁっ! ~~ッ!」
「ふにゃふにゃになっちゃって可愛い…」

口を離されても、体から力が抜けて動けない。
腕を突っぱねて跳ねのけようとしても、大きな体はびくともしなかった。
そんな私の手を取ると、彼は私の指先にキスを落とした。

「ね。俺だって男なんですよ」

じっとりと熱い視線が、私の体をなぞっていく。
そしてブラウスの上でぴたりと止まると、大きな手が伸びてきた。

「先輩…いえ、梨花さんの胸、触らせてください」
「ゃっ、やだぁ…」

制止するけど手は止まってくれなくて、優しく胸を揉んでいく。
優しいけど強引な手は、ブラウスのボタンを外してはぎ取り、さらにその中のブラまで取ってしまった。

「うわ…ふかふか。可愛い…」
「ゃああっ、! あっ!」
「胸の先っぽ、舐めてもいいですか?」
「え、だめ、だめだめ…っ! んっ、ぅうううッ!」

分厚い舌が、べろりと胸の先を舐める。
生温かくて、柔らかい刺激。
指で虐められるのとは違う鋭い快感に、私は体をのけ反らせた。

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