酔った私にやきもちを妬いた彼、いつもは優しいのに今日はなんだか様子が違う!? (ページ 2)

くちくちと微かに濡れた程度だった音が、ぐちゅぐちゅと明らかな水音に変わってしばらく、あまりにもはしたない音が室内に響き渡る。かれこれ2時間近く、私はずっと悠人の手で熱く熟れた中を愛でられ続けていた。

「あっ、あぁああぁああっ!悠人、悠人ッ…!もう指ばっかり、やだぁっ!」

「だめだよ、お仕置きって言ったでしょ」

そう告げる悠人の目は獣のようにギラついていた。

中で曲げられた指は私のGスポットを的確に擦り上げて、指の腹で甘く、優しく、すりすりと丁寧に擦られ続けている。怒っていてもその指使いだけはいつも以上に甘やかで、それが余計に私を追い詰めていた。

「あぁぁっ!は、ひ…ッいく、いくっ、またいっちゃ、ぅ…っ!」

すでに何度イッたのか、もはや私にはわからない。ガクガクと震える腰はずっとそのままのような気もするし、今一際強くなったような気もした。頭の中は気持ちいい、もっと欲しいとそれだけで埋め尽くされて、悠人のことしか考えられなくなっていた。

Gスポットだけを押し込むように曲げられていた指は、滑りをそのまま利用してGスポットから入り口までを3本の指で広げるように抽送が始まった。性感帯であるGスポットだけを執拗に責め立てられる強い快感とはまた違い、腰から下がすっかりとろけてしまいそうなその刺激は私にとっては馴染んだもの。あぁ、やっと入れてもらえるんだ。

「悠人っ、悠人っ、おねが、もう、っもう入れ、ひっ、ぃぁああっ!ダメダメダメダメまたイク、イクっ!」

今日までも何度も悠人に愛してもらった私の身体は、指もとても気持ちはいいが指だけでは到底満足できない身体に変わってしまっていた。だから、お願い、もうだめ、と何度も懇願しているのに、私の言葉は無視されてずっとずっと、指だけでとろとろになるまでほぐされる。

唇が近づいて、胸先をちゅう、と吸い上げるピリリとした甘い快感すらいつも以上に気持ちが良くて、はぁぁ、と恍惚にもよく似た声がこぼれてしまった。

「おねが、い、悠人…、っぁあ、あ、ぁああんっ…!もうだめ、だめなの、悠人が欲しいの…っ!入れて、お願い、お願い…っ」

すっかり涙が浮かぶ私の瞳と悠人は真っ直ぐ目を合わせる。その瞳はギラついた獣のそれではなく、いつも私をたくさん甘やかしてくれる優しい悠人の瞳だ。唾液で濡れた唇に悠人の唇が重なって、私は何度も甘えるようにその唇に吸い付いていく。

「それじゃあ、もう僕以外の前でお酒は飲まないって約束してくれる?…ううん、飲むのも人付き合いでは大事だから…、せめて、僕が心配しなくていいように数杯だけにしてほしい」

絶対に一滴も飲むなと言わないところが悠人らしくて、いつもであれば私は笑っていただろう。しかし今はそれどころではなく、コクコクと必死に何度も頷くばかりだ。

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