妹のような存在の私を本能のまま抱く兄の友人。まるで禁断の世界のようで興奮が止まらない。 (ページ 4)
「杏奈…」
指先に濡れそぼったふくらみを感じた渉は、そのまま指をパンティーの中に差し込んだ。
「あんっ、やだ…」
杏奈も自分がこれほどに濡れているとは思っていなかったのだ。渉の指が前後になぞられると立っていることが精一杯になっていた。
「これがいいのか?」
ずぼっと渉の長い指が奥へと入ってきた。
「お前、すげー敏感なんだな」
「いい…、あぁ、気持ちいい」
今までの前戯とはくらべものにならない刺激だ。ちょうど気持ちのいいポイントに当たって、杏奈はどうにかなりそうだった。
「待って、親が帰ってくるかも」
「このままで終われる?」
杏奈をのぞき込む目は意地悪だ。思わずうつむく杏奈のパンティーを剥ぎとると、渉もそそくさとズボンとボクサーパンツを脱いでしまった。
むくむくと膨張し上を向くモノは、まさに大人のペニス!今まで見た中で、一番の大きさと太さだ。
これを挿入されたら離れられない予感がする。だけど早く挿れてほしい!
思わず杏奈は、渉のペニスを握りしめていた。
「やめろよ、すぐにイってしまうだろ」
杏奈は目を閉じて、渉を待った。
「ううっ…」
向かい合い立ったままの状態で、渉がゆっくり杏奈の中に入ってきた。
「ぐっ」
渉が気持ちいいのも伝わってくる。渉が杏奈の両脚をかかえる姿は、和室の部屋をさらにエロくさせた。
深い挿入感が杏奈をオーガズムに近づける。杏奈は渉の首に手を回しさらに密着感を味わう。
「渉くん、気持ちいい…、凄い、ダメ…」
渉はキスや愛撫を楽しんでいたが、きっと射精感をごまかしたいのだろう。
「ねぇ、お兄ちゃんに…」
「えっ?」
杏奈は兄の話をしようとしたが、渉にはよく聞こえなかったらしい。杏奈が渉を『兄』と意識的に呼んだと思ったようだ。
そして、お兄ちゃんという言葉に渉のペニスは過剰に反応していた。
「もう一回、言って」
杏奈も、渉の勘違いにぞくぞくしていた。禁断の情事に溺れる二人のような気がして、一気に快感の渦にのまれる。
「お兄ちゃん…」
渉が杏奈を抱えたままソファーベッドまで歩く。初めての駅弁体位に杏奈はよがっていた。
「あぁ、イク!そこ、そこ、お兄ちゃん!」
杏奈がこう囁けば、渉のペニスが杏奈の中で膨らんで硬くなるのだ。そのたびに、杏奈もひくひくと締め付けが止まらない。
なんという快感なのだろう。理性が溶けるような感覚が杏奈を襲う。
「動いてる、あー、凄い」
渉はそのままソファーに杏奈と倒れ込み、一気にピストン運動を速めた。
「あっ、俺もイク…」
それに応えるように杏奈はきつく渉を締めつけ、そのまま二人は同時にエクスタシーを覚えた。
渉が放出した白い液体が、どろっと下腹部にへばりつく。二人の呼吸は乱れたままだ。
「結構出ちゃったよ」
「そうなの?」
「うん、気持ちよかったから」
「ふーん」
「何、その感想」
「だって、渉くんとこんなこと…」
「よかった?」
「…うん」
こっくりと頷く杏奈にそっと渉がキスをした。しばらく兄には言わず、二人の秘密にしておこう。兄の嫉妬プレイはまだ早い。
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