彼氏にじっくり揉まれて育てられた至高の胸はあらゆる人の目を釘付けに (ページ 2)
一緒に過ごした翌日の日曜日、天気がいいからと真一は私を連れてドライブに出かけてくれた。最近改装したばかりのショッピングモールには真新しい店舗がいくつも見える。ウインドウショッピングが捗りそうだなあと思いながら、昨日も私の胸へと丁寧に触れてくれた真一の手を握る。
二人きりのときよりは少しすまし顔だけれど、真一はいつも笑顔だ。安心する。幸せになる。もっと触れてほしくなる。昨日あんなにくっついていたのに、もう今夜が待ち遠しい。
といった感じで幸せを噛み締めていたのだけれど、そんな時間は長くは続かなかった。すれ違う男性たちの多くが私をチラッと見ていくのに気が付いたのだ。
何か変なところがあるかしら、と不安になっていたのだけれど、すぐに思い至った。下着は新調したけれど、その上に着ている夏用のTシャツは以前のまま。だから胸が強調されてとても大きく見えているのだ。
「おい、あれ…」
「すげえな」
「あいつ羨ましいな」
それはもう、こんな風に囁かれてしまうくらいには。
クスクスと笑っている三人の男性のうち、真一に少し似た顔の人と目が合った。胸が大きくなったことがとても恥ずかしいことのように思えて、私はかっと顔を赤くして俯いてしまった。するり、と真一と結んでいた手がほどける。
「すみれ?」
「…」
言葉を発せずにいた私に、真一ははじめおろおろとしていたけれど、やがて私が深く俯いた理由を理解したのだろう、かばうようにして私の肩を抱いてくれた。
やっぱり真一は優しいな。そう思ったのも束の間、彼はくるりと向きを変えて、私を店と店の間にある狭い通路へと押し込んでしまう。日陰の濃く差す壁に私の背中をぴたりと押し当てて、あろうことか彼は乱暴に口付けてきた。それだけならまだしも、彼等から見える方の胸を左手でぐいと揉みしだいたのだ。
今までの真一からでは信じられないような乱暴な手つき。思わず息が止まってしまう。真一は見せつけるように胸を揉みしだきながら、口元を吊り上げるようにして笑いつつ、男性たちをキッと睨みつけた。彼等はたちまち焦ったように背を向けて早足で立ち去ってしまう。ほどなくして、胸に押し当てられていた手がぱっと離された。
「ごめん、痛かっただろう? 大丈夫?」
「う、うん平気だよ」
「平気なもんか。本当にごめん。すみれの柔らかいおっぱいにひどい仕打ちをした」
「ふっ、ふふっ、何それ」
おっぱいにひどい仕打ち、と聞いて思わず笑ってしまう。真一は私の服を整えながら、声を潜めて少し楽しそうにこう言った。
「あいつら、オレのことが羨ましいからああやって声に出すんだよ。いいおっぱいを持っているすみれをからかわなきゃ自分らの矜持が保てないから笑うんだ。だから見せつけてやった」
「そういうものなの?」
「そうとも、男はみんなおっぱいが大好きだからな。でもすみれのおっぱいはオレだけのものだよ」
「も、もう! 外でおっぱいおっぱいって連呼しないでよ」
あははと楽しそうに笑う真一は、仕切り直しをするようにもう一度私の手を取った。さっきの胸の揉み方が幻であったのだろうと思わせる、いつも通りの優しい手つき。真一は優しい。とても嬉しい。けれど。
「ね、ねえ」
「ん?」
「今夜はあんな感じで胸を揉んでみて」
正直、とってもゾクゾクしたから。
そう告げれば、真一は顔をほんのり赤くして「また大きくなって下着が合わなくなっても知らないぞ?」と、いたずらっ子がするような笑顔を浮かべたのだった。
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