真夏の夜、停電した部屋でびしょびしょに濡れて何度も絶頂を迎えた幸せなエッチの話 (ページ 3)

汗だくになりながら余韻の中にいると空が無性に欲しくなった。

パンツのゴムに手をかける。これは去年の春に行った旅行で買ったトランクスだ。

大抵のものが見なくてもわかるようになる安心感があることに気付いた。

これをマンネリと呼んだりもするのかもしれないが、私はまだまだ空のことを好きになれそうだと思った。

空の精子がつくられる場所。掌で包み込んだときの柔らかい感触が好き。

見なくてもわかる、赤く反り立った太い肉棒を思うと愛液が溢れ出しそうだ。

先端を咥えるとしょっぱい味がして舌を離すと糸を引いているのがわかる。

少しずつ下から上へ舐めあげて、固くなっていくのを感じる。

「…はぁ…っ」

荒くなる呼吸を聞いてじわっと秘部が潤むのがわかった。

「ね…い…れて…」

「…ユキ…めずらしいな。自分から誘ってくれるの」

「だって…もう我慢できない…」

自分でわかるほど顔が赤くなっている。私は普段自分からこういうことを言ってはこなかった。

ただ恥ずかしいとか、女の私から言うのははしたないのかな…とかいろんなことを想像しすぎてしまっていた。

「…」

「っあっ…!!!」

空が無言で入ってきて激しく腰を振り始めたので思わず鋭い嬌声が漏れる。。

まだじんわりと余韻が残る体内に、その刺激は強すぎた。

「ああああっ…や…あんっ…あっ…」

いつもなら抑える声も我慢できないくらい感じてしまっていた。

頭の奥がぼーっとしてきて白い靄がかかる。

「ユキ…ユキ…」

最近感じるようになってきた一番奥をぐりぐりと責めてくる。

余裕がなさそうな彼の声が遠のいていく感じがして足がガクガクと震えだす。

「ダメ…おかしくなり…そ…っあ…っ」

やがて空に投げ出されたようなフワッとした感覚がやってきた。

びくん、びくんと波打つ体が静まる前に空はさらに速くピストンさせる。

「俺も…も…イク…」

耳元にざらついた声が届いてすぐ、私の中で空は果てた。

最後に一段と深く挿入された刺激で私もまたさっきよりは穏やかな絶頂を迎えた。

子宮が疼くとき、切なさと幸せが入り混じった複雑な気持ちになる。

荒い呼吸が落ち着くまで空の速い鼓動を肌に感じて涙が出そうになった。

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