アトリエに棲むミステリアスな義兄と秘密を共有する夏休み。甘味より甘い時間… (ページ 4)

アトリエのベッドでお互いが裸になり、私は後方に回った紳一さんから全身を愛撫される。

「あっ、あんん!ふぅ、は、あああっ…」

「手毬さんにこうして触れるのは新鮮だね」

背中を、つー…と指先でなぞられると、体が反射的に跳ねた。

「ふふっ。可愛い反応だね」

「はっ、はぁ…だって、私は、紳一さんが…」

(駄目。戻れなくなる…これ以上は秘めておかないと!)

耳元で紳一さんが囁く。

「いつも一人でする時は、誰のことを考えてるの?」

(なんて甘い誘導尋問なんだろう)

「あっ、はぁ…紳一さんです。私はあなたのためならっ…なんでも捨てれる」

「じゃあ、ほら。僕の上に乗ってごらん?」

紳一さんがベッドに乗ると、私の腕を引いて腰の上に座らせる。

(これって、騎乗位の状態!)

「…動けない?」

「う、動けます」

ぐぶ、ずぶぶっ

(はぁああっ、おっきいものが私の中に入っちゃううぅ!)

「まだ半分」

「は、はい…ひっ、く。あ、あんん!はふあぁぁ…いい、あっつい」

目の前の彼に身をゆだね、私は腰を落とした。

その瞬間、今まで感じたことのないような快楽が襲ってきた。

(あああっ!駄目、私…、私が襲ってるみたいな変な感覚に支配されそう。しかも、義兄なのに。あぁっ!)

部屋の周囲には、紳一さんが作り上げた芸術作品が所狭しと並んでいた。

(紳一さんの手から作り出されたものにも見られてる!)

「あぁんっ、もっと、もっとしてください。突いてくださいぃ、あっつくなるほど…私、あなたとなら溶けても構いません…!」

「君は…欲望に忠実で、とても魅力的だね」

(それは全部あなたのためなんです)

ベッドの上で何度も何度もキスをする。

絡まる唾液は夏祭りの水飴のよう…

(なんて、甘いんだろう)

私が締め付けると、紳一さんの精が吐き出された。

終わらない夜になって欲しい。私と秘密の関係、秘密のアトリエ、秘密の夏休み。

*****

「もっと動いて、手毬さん。それとも僕から動こうか」

紳一さんの男性器が私の秘部の奥深くを突き上げる。

「ひゃんっ!あああぁぁっ!いいっ、凄く…いいですぅ!」

「君は…とても素敵だね」

(溶けてしまいそう…。あなた、ごめんなさい…私、イッちゃいそう!イッちゃいそうなの、この人の…あなたのお兄さんの中で)

びゅるるるっ

紳一さんが二度目の吐精を果たすと、私もびくびくと体を震わせて目の前の彼に掴まり、今まで感じたことのない程の快感に溺れた…

-FIN-

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