もう、我慢できない…遠距離恋愛の年上彼氏とのお泊まり旅行で濃厚幸せラブタイム (ページ 2)

紬の家からさらに3時間ほど車を走らせたところに2人が泊まるホテルはあった。和風な佇まいだが最近できたようだ。露天風呂付客室があり、人気らしい。

「すっごい広いじゃん!」

「奮発してスイートルームにしたよ」

和室ではあるが、デザイナーズマンションのような造りで、随所にこだわりが見られる。そして何より窓の外に広がる夜景が素晴らしい。露天風呂から見える景色も絶景だ。

「さすが悠真~、ホテル選び任せてよかった~」

紬は悠真のセンスにうっとりする。

「気に入ってくれたみたいでよかった」

悠真はほっと胸を撫で下ろした。

「まずは露天風呂よね! ね、一緒に入るよね?」

「ん? あぁ、そうだな」

紬はいそいそと浴衣と着替えの支度を始めた。

*****

露天風呂は客室の離れに設置されていた。鬱蒼とした山々の上には煌びやかな星空が一望できた。

「こんなたくさんの星、東京ではなかなか見れないな」

空を見上げながら悠真は呟いた。悠真に寄りかかっていた紬は夢心地で星空に釘付けのようだ。彼女の肌は柔らかく、澄んだ肌は少し赤みを帯びており、悠真の欲情を掻き立てた。

悠真は紬の肩を引き寄せ、首筋にキスをする。

「きゃっ…んん」

紬は悠真の少し強引な仕草に驚いたが、誘いを受け入れた。紬もこうなることを期待していたのだから。

「ごめ…もう、我慢できなくて…」

悠真の声はいつもの落ち着きが消えていた。荒い息遣いが紬の首筋に伝わる。

「いいよ…私も、ほしい…」

悠真の唇が紬の首筋から耳を這い、頬を伝って2人は唇を重ねた。

「ん…あむ…ふ…んん」

2人は互いの唇の感触を味わうようにディープキスを重ねる。唇を吸い付き合い、挟んでは舐め合い、舌を絡め合わせて淫らな音を響かせる。時折、吐息が互いの顔をくすぐった。

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