セフレの彼と私。その関係に虚しさを感じていると、彼が私の顔を覗き込み…。 (ページ 2)

その色っぽい姿に、ユキは見惚れてしまう。

「レオン…カッコイイ…っああぁ…あん」

「クソッ…!」

レオンは最奥を突く勢いで、深く何度も挿入を続ける。

「ああぁぁあぁあぁぁ…っ!」

足先まで痺れる快感に、ユキは我慢することもできず、果ててしまった。

そんなユキにお構いなしに、レオンは律動を続け、欲望をそのままユキのナカに吐き出した。

いつもより乱れるレオンの姿に、ユキは無意識にその頬を優しく包んだ。

「レオンこそ、どうしたの…?なんか変だよ?」

「な、なんでもねぇよ!」

勢いよく自身を引き抜いたレオンは、そのままユキの隣に倒れ込む。

いつもはヤることヤッたら、早々に帰ってしまうのに、珍しい。

「風邪ひくよ?毛布どうぞ」

「おう…」

そっと床に落ちた毛布を拾い上げて渡せば、レオンはぶっきらぼうに受け取ってくれた。

それと同時に、温かなぬくもりがユキを包み込む。

「…え?」

レオンはそのまま毛布を広げると、ユキを抱きしめてきた。

体をすっぽりと覆うレオンの腕と毛布に、ユキは大いに戸惑った。

「え…?な、何?どうしたの?」

「なんだよ、悪いかよ」

「悪くは、ないけど…」

私の返事を聞くと、レオンは不機嫌そうに目を閉じてしまった。

「寝るの?」

「当たり前だろ。朝になったらまた抱くから、覚悟しておけ」

レオンの行動が不思議でしょうがなかったユキだが、その温かなぬくもりには幸せを感じずにはいられなかった。

翌日、レオンが乱暴に頭をガシガシ掻きながら、ユキの正面に立った。

「あのさ…俺…」

ユキの思いが通じるまで、あと少し…。

-FIN-

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