出会った瞬間に惹かれてしまった義弟と両想いだった。情熱的な愛撫に濡れてしまって… (ページ 2)

「……これは」

「兄さんは浮気をしている」

衝撃の事実を見せられて、裕香はなんと言えばいいのかわからなくなった。

「もともとあいつは女癖が悪いやつだった。結婚して改心したって思っていたんだけど、違ったみたいだ」

健吾はため息を漏らした。

「こうなるんじゃないかって思ってはいたんだけどね」

健吾に腕を取られて、それまで写真を見ていた裕香は彼に顔を向けた。

一人分の距離はすでになくなっていた。

「裕香、あいつと別れて俺のところに来いよ」

「え?」

健吾の言葉を理解する前に、裕香の唇は塞がれていた。

「んっ……」

健吾さんにキスされてる?

現状を理解できず、放心している裕香は服の裾から入り込んだ健吾の手に体を震わせた。

「んんっ!」

さらに彼の舌が裕香の中に入り込み、口腔内をまさぐられる。

「んうう……」

激しく口の中をなぶられて、裕香の口から唾液が溢れてきていた。

ソファに押し倒され、唇が離れた。

呼吸がうまくできなくて、苦しさで脱力してしまった裕香の頭の中は混乱していて、どうすればいいのかわからなくなっていた。

「最初に会ったときから好きになってた」

健吾に裕香の上着をたくし上げられた。

裕香の乳房が露わになる。

「ブラジャー着けてないんだね」

今日は外出する予定も、人と会う用事もなかった。

だからつけていなかったのだ。

「やだ。待って」

健吾を止めなければならない。

しかし抑えようとした手は掴まれてしまった。

「あっ!」

乳首に刺激を与えられて、声が漏れてしまう。

健吾に舌で愛撫されていた。

「ああ、やだ。あっ、待って」

乳首を吸われ、舌で転がされたり、甘噛みされてしまう。

「はあっ、あ、ああ……」

ぴちゃ、ぴちょ、じゅじゅっ。

舌で愛撫される音が、裕香の耳に入ってくる。

「乳首、固くなってきたよ」

健吾の手で濡れた乳首を摘ままれた。

「あっ」

それにも反応してしまった裕香は仰け反ってしまう。

このままではダメだ。

夫が浮気していたとはいえ、今はまだ夫婦なのだ。

不貞行為など許されるはずがない。

ましてやその相手が夫の弟。

夫と別れるときは健吾とも別れるときだと、裕香は思っていた。

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