朝食準備中に「ねぇ、シよ?」夫におねだりされる新婚キッチンえっち (ページ1)


暖かな陽射しが東向きの窓から差し込む。

ぼんやりとコーヒーを飲みながらテレビを眺める。

ゆっくりと流れていく時間は、休日の醍醐味。

寝室はまだ静かで、彼が起きてくる気配はまだない。

彼、というべきか、主人、それとも旦那?

薬指に光る指輪は、はめてから日が浅いため、まだ少し浮いている。

周りに祝福されながら過ごしたあの特別な時間。

数日前のあのときめきをゆっくりと噛み締めながらまた一口コーヒーを口にする。

ブラックコーヒーは、彼と付き合うようになって飲めるようになった。

食べられなかったにんじんも食べられるようになったし、彼の苦手だったトマトは食べられるようにしてあげた。

幸せで楽しい時ばかりではないけれど、それでも過ごした時間はきらきらと輝いている。

「とも、起きてたんだ」

寝癖のついた頭、ぼんやりとした声で彼が寝室から出てきた。

「おはよう、こうじ」

「起きたなら起こしてくれればよかったのに」

私の飲みかけのぬるくなったコーヒーを飲んだあと、彼は大きなあくびをした。

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