「これもサービスです」馴染みの美容師さんから理性が崩れるほどのマッサージをされて… (ページ 4)
ぼんやりと声はするものの、眠さのあまり目が開かない。
シャンプーの良い香りがする。
(ああ、そぉいえばここは美容室だった・・起きなきゃ・・)
頭の中でがんばって自分に喝を入れる。
と、その時
佐伯さんの手が肩に触れる。
そのまま肩を揉み始めた。
ゆりは少し驚きゆっくりと目を開ける。
「あ、ゆりさん。大丈夫?だいぶ疲れてるみたいだね。僕マッサージもちょっと得意なんですよ。」
「でも疲れてるのに悪いです・・」
「気にしないでください。これもサービスです。」
いつもの笑顔で答える。
「あぁ・・気持ち良い。。」
佐伯さんのマッサージは本当に気持ちよくて、思わず声が漏れる。
優しく、力強くツボをつくマッサージ。
タオルが顔にかかっていて、周りを見ることができないぶん佐伯さんの手に意識が集中する。
マッサージと言えど、男性に触れられるのは久しぶりのことで、少し変な気分になってしまった。
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