「これもサービスです」馴染みの美容師さんから理性が崩れるほどのマッサージをされて… (ページ 3)
「あ、明日友達の結婚式があるから。せっかくお洒落するのに髪がプリンだと恥ずかしいなあって。」
ここ最近本当に忙しくて、たまの休みも外に出る気になれないでいたらあっという間に前日になってしまったという訳だ。
「そぉだったんですか。いつも思ってましたけど、ゆりさんて美意識高いですよね。素敵です。」
「サラッとそんな事言えちゃう佐伯さんのほうが素敵ですよ。」
だって本当のことですから。
そぉ言いながらまた優しく笑う。
時折会話をしながら、あっという間に時間が進む。
半個室で照明はカット台より暗めなシャンプー台はすごく落ち着く空間で、ゆりはこの場所がお気に入りだった。
横になった状態で、顔にタオルが乗せられ温かいお湯が頭へかかる。
お湯の温度も佐伯さんの手も心地よくて、つい眠りに入ってしまった。
「・・さん?ゆりさん?」
優しい声がする。
この声は佐伯さん?
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