「これもサービスです」馴染みの美容師さんから理性が崩れるほどのマッサージをされて… (ページ 2)
「佐伯さん、いつも遅い時間にごめんなさい。」
「大丈夫ですよ〜。ゆりさんは常連さんだから特別。なんて、今日はカラーでしたよね?」
「はい。いつもどおりでお願いします。」
「かしこまりました。」
ニコッと笑い液を作りにバックへと入っていった。
目の前に並べられた雑誌に手を伸ばし、最新のファッション誌をパラパラと眺める。
どちらかと言うと可愛い系の雑誌。
自分では決して着ないような服ばかりが並ぶ。
正確には着たいけど着れない服かな?
「液、塗っていきますね。」
ゆりの長い髪に丁寧に液を塗っていく。
眠さのあまりボーッと鏡を眺めるゆりに佐伯さんが話しかける。
「ゆりさん、今日いつもに増しておつかれですね。忙しいんですか?」
「最近はちょっと忙しくて、、そんな顔にでてますか??」
慌てて笑顔を作る。
「はい。無理しなくて大丈夫ですよ。でもゆりさんいつも頑張り過ぎだから心配です。あ、でもそんな疲れてるのにどおして今日うちに?」
胸がキュンとした。
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