初めての証は優しさと愛しさによって快感に書き換わる特別な日

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初めての証は優しさと愛しさによって快感に書き換わる特別な日 (ページ 1)

付き合って今日で半年の私たち。

だけどまだキス以上の事をしたことがない。

そういう雰囲気の事になったことは何度かあったけれど、躊躇する私にそれ以上のことはしてこなかった。

きっと私が処女だから…

怖いという気持ちを分かってくれていて、ずっと大切にされてきた。

でも今日は特別な日だから…

遥斗の気持ちに応えてあげたい

『…遥斗?』

「なに?」

『その…ね…私のこと、好き?』

「なに急に。好きだけど?当たり前じゃん」

『あ、うん…私も好きだよ』

ダメ。

上手く切り出せない。

この気持ちをどう伝えたらいい?

好きだから…

まだまだ知らない貴方を知って、もっと好きになりたいから…

遥斗の手をとりギュッと握った

『手、あったかいね』

「ほんと今日変。どした?」

好きだから…

もっと触れたいって、1つになりたいって思うこの気持ちは、全然おかしくないよね?

「綾乃?」

『………抱いて、ください………』

目をギュッと閉じて、ようやく紡ぎ出した言葉

突然こんなこと、どう思っただろう?

心臓の脈打つ音がやけにうるさくて…

恥ずかしさからまともに顔が見れない

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