「私なしじゃいられなくしてあげる」ケーキバイキングで相席になったオールバックの男性は… (ページ 8)

「あいな、好きよ」

「あ…はい」

「ケーキは好き?」

「もちろん」

「なら私にしなさいよ」

新さんは私の左手を掴むと、薬指にキスをする。

「ここのホテル、私が社長やってるの」

「はぁ?!」

「ケーキも食べ放題よ?どう?」

うそ、こんなイケメンでそんなハイスペック…。

まぁオネエなのが難点だけど、

「今までこうやって色んな子を食べてきたけど、貴方程カラダの相性も顔も食べっぷりも好みの子はいなかったわ」

新さんはそう言うと、また私を押し倒した。

え、うそ、さっきしたばっかりなのに

「逃がさないわよ、あいな」

「う、うそでしょーー!!」

いや、逃げられないの間違いでしょ?!

-FIN-

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