「俺の方が先だよね」嫉妬した兄の友人に押し倒されて…密かな片想いが結ばれる日

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「俺の方が先だよね」嫉妬した兄の友人に押し倒されて…密かな片想いが結ばれる日 (ページ 1)

久しぶりの連休、響子は実家の自室でのんびりしている。

家族は皆用事があり出掛けていて、響子はひとりきり。

そんな時、インターホンが鳴った。

響子が玄関のドアを開けると、そこには徹がいた。

「響子ちゃん、久しぶり」

徹…彼は響子の兄の高校時代の友人で、響子は密かに徹に憧れていた。

徹は優しくて、カッコよくて、よく女子にモテていた。

徹が遠くの大学へ行ってからは、会うこともなくなっていた。

徹の大人びた姿に、響子の胸は高鳴る。

「あ、兄貴なら今日出掛けてるけど…」

響子は緊張のあまり、話し方がぶっきらぼうになってしまう。

「そうか…じゃあ、響子ちゃんは今ヒマ?」

徹の甘い声は、昔と変わらない。

「うん。何も予定無いよ」

「じゃあさ、これから二人で出掛けない?」

「ええっ?」

徹の突然の誘いに、響子は戸惑う。

「だって今私こんな格好…」

響子はTシャツにジーパンというラフな格好だった。

「おかしくないよ。もし着替えるんだったら待ってるから」

「…わかった」

徹の熱心な誘いに断る理由がない響子は、部屋にバッグを取りに行った。

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