酔いつぶれた合コンで出会った送り狼少年に仕掛けられた甘い罠 (ページ 2)
ふわふわした感覚から目が覚めてふと周りを見渡すと
みんなが心配そうにこちらを見ていた。
「え?私?寝てた?」
私が寝ているのはよく見ると男性の膝の上。
「ひゃ!ごめんなさい!」
「いいよいいよ、莉子ちゃん可愛いし」
優しく微笑む整った顔立ちの男性。
私はと言うと合コンの記憶が無い。
お酒が入る前で記憶が終わっている。
どうしよう…
「莉子、すごいストレス溜まってるみたいだし、今日はもう家に帰って寝たほうがいいよ。佑磨に送ってもらいな。」
親友が私に声をかけた。
どうやら私を膝枕してくれた親切な男性は佑磨と言うらしい。
「皆さんごめんなさい…私、今日は帰りますね。呼んでくださってありがとう」
私はトボトボ帰ることにした。
すると、後ろから佑磨が追ってくる。
「待って、送るよ!」
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