記念日に残業をしてしまって…狼彼氏に刻み込まれる愛の証

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記念日に残業をしてしまって…狼彼氏に刻み込まれる愛の証 (ページ 1)

今日も断りきれずに残業を引き受けてしまった。

終業時間を大幅に過ぎ、急いで帰宅する。

玄関のドアを開けると、仁王立した裕二がいた。

ーやっぱり怒ってるよね…

だって、今日で今週の残業は5回目。

それに今日は記念日なのに…

罪悪感から、すこし俯いた。

するとぐいっと顎を持たれ顔を上げさせられた。

すぐ近くに裕二の顔があってドキドキする。

恥ずかしくて、顔を背けようとするけど、キスで阻止された。

「っん、んん」

激しいキスに息が上がる。

ずっと見つめあったまま、キスをする。

舌を絡ませ、涎がしたる。

何度も角度を変え、舌先を吸ったり吸われたり。

腰が砕けるまで開放して貰えなかった。

はぁ、はぁと息が上がってる私を姫抱きにして、裕二は寝室に向かう。

脚でドアを開き、ベッドに向かって私を投げた。

柔らかいベッドはトランポリンのように私を受け止めた。

ギシっとベッドが軋み、ぎゅっと瞑っていた瞼をあげれば、裕二に組み敷かれていた。

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