雨降る爛れたクラブ帰りに声をかけてきた男に公園の奥で…七夕がもたらした夢と愛

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雨降る爛れたクラブ帰りに声をかけてきた男に公園の奥で…七夕がもたらした夢と愛 (ページ 1)

何処からともなく漂う煙草の匂い。

赤・青・黄色の妖しいスポットライトが点滅する度、淫らな行為に耽る人達が視界の隅にチラつく。

うるさい位の重低音に紛れて、あちこちから聞こえる喘ぎ声。

強めのカクテルを一気に煽るが、それですら私の色褪せた感覚を呼び戻さない。

「ねぇねぇ、彼女1人?」

気付けば複数の男達に囲まれていた。

「俺らの相手してよ」

「…いいけど、楽しませてよね?」

「もちろん」

男達の手が私の体を貪るように荒々しく這い回る。

「今日は七夕!!外は雨だけど皆の熱気で盛り上げていこうぜ!」

クラブDJの声がマイクを通じて一際響いた。

…そういえば今日は七夕か…

でも、そんな事はどうでもいい。

ううん、全てが何もかもがどうでもいい。

「…ねぇ、もっとめちゃくちゃに犯してよ」

男達の耳元で誘うように言うと、口元を歪ませながら、「忘れられない夜にしてやるよ」と、古くさい決まり文句で私の身体を隅々まで蹂躙しつくした。

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