執事とお嬢さまに成り切るシチュエーションプレイで得る刺激的な快楽 (ページ1)


一日の終わり、すでに彼が横になっているベッドにもぐりこむと、彼はいきなりこう告げた。

「ねぇ、たまには、いつもと違う感じでしない?」

***

確かに、裕也と付き合い始めて四年。
一緒に暮らし始めてからは二年。

なんとなく、私もマンネリは感じていた。
だから、思わず「いいよ」って言っちゃったけど……

「ねぇ、やっぱり恥ずかしいよ……」
「おや、言葉遣いは丁寧にしてくださいませ。恵那お嬢さま」

そうなのだ。
彼が提案してきたのは、いわゆるシチュエーションプレイ。

それも、執事とお嬢さまに成り切る、なんていうもの。

「でも、」
「言うことがきけないお嬢さまには、オシオキです」

裕也は、左手で私の顎をくいっとあげさせると、深いキスを落としてきた。

唇を、歯列をなぞり、舌と舌を絡め合わせる。

彼の長い舌が私の口の中を蹂躙して、まるで、犯されているような気分になる。

酸素が足りなくて口を開くと、ますます奥まで彼の舌が伸びてきて、頭がくらくらした。

ようやっと、彼が離れる。
私たちの間には、ふたりの唾液が混ざり合った銀色の橋が架かり、やがて途切れた。

ふだんはもっと、ふわふわとした戯れから始めるから、いきなりの情熱的な口付けで、早くもおなかの下あたりが切なくなってしまう。

そんな私の疼きに気づいたかのように、裕也が手を私の身体に這わせる。

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