甘えてきた彼氏の好きにさせてたら…逃げる事の出来ない淫らな強制 (ページ 3)
そんな反応に分かりやすく拗ねた彼の頭を、私はぽんぽんと優しく撫でた。
「……もう一回チューしてくれたら許す」
ふいと視線を逸らしながら言う彼は可愛らしくて、きっと恋人である私だけに見せる姿なんだろう。
少しだけ恥ずかしさを感じながらも、私は再び啓太に唇を寄せた。
「っん、んん!」
先ほどと同じ触れるだけの口づけを落とすつもりだったのに、いつの間にか後頭部に回った啓太の手は離れるのを許さない。
動揺して開いた視界の中には、目を閉じた彼の長い睫毛が大きく映っていた。
舌を絡め、わざとらしく水音を響かせるそのキスは明らかに大人なもので。
先ほどまで子どものように可愛らしく思っていた相手からもたらされるには刺激の強すぎる感触に、私は彼のシャツの胸元を強く掴むことしかできなかった。
「っは、あ……」
「やっぱり許してやらない」
やっと離れた唇は、互いの唾液で濡れている。
舌を出し荒い息を逃す私にそう言い放つ啓太の瞳は、何か悪戯を思いついたかのように輝いていた。
「え、何、きゃっ」
骨ばった啓太の手が私の肩を掴んだと思うと、気遣うように優しく、だけど有無を言わせない力でソファへ押し倒される。
腰のあたりに跨った啓太が、私のトップスの裾を摘まんで持ち上げた。
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