二人の時間を邪魔された彼が、私の中にローターを仕込んで (ページ 3)
「終わっ…た」
保存をクリックして、画面も閉じずにゆるゆると立ち上がり寝室にいるはずの慧くんのもとへ向かう。
気を抜くと、滑りのいい中を自身の重みで落ちそうになる保険を庇いながら歩く。
寝室につくと、慧くんがベッドに仰向けで寝ていた。
黒いTシャツが捲り上がって、程よく筋肉のついた脇腹から腰骨までが見えて、ドキリとした。
よく食べる割に、細く引き締まった腰から少しずり落ちた下着が目のやり場に困る。
それとは正反対に邪気なく、すやすやと寝息を立てる慧くんに、思わず顔が綻ぶ。
捲り上がったTシャツが寒そうで、
側にあるくしゃくしゃにされたブランケットを、慧くんにかけようと手にかけた瞬間、ベッドに引き込まれた。
「ひっあっあぁあああっ」
ブィーン
と、くぐもった電子音が部屋中に響いた。
今まで大人しく中に静止していたそれは、突如として周りを刺激しだす。
中に留まっているだけという緩やかな刺激で慣らされた体は、その激しい刺激に耐えきれず、ぶるぶると震えた。
刺激されるままに声を上げていると、十分に潤っているそこからズルっと抜き取られ、鮮明になった振動音が淫らに響いた。
「…こんな玩具でイかされないでよ。」
愛液でぬらぬらと光ったピンク色のローターが目の前で揺れ、それを舐めとる慧くんが目の端で見えた。
「慧くん…っあっあっ」
ぬちっと音を立てて長い指が中を掻き混ぜる。
玩具を1時間入れられていた中は、それさえも貪欲に口を窄めて貪った。
「すぐにイッちゃいそう。ね、優美ちゃん。」
可愛い言い方とは正反対に容赦なく中をグリグリと掻き混ぜて振動させる。
「やっあっあああっだめっイっちゃうっ」
その刺激は強烈で、あっという間に昇りつめた。
快感の余波に身体を預けていると、ぐぷっと音を立てて慧くんの熱く硬くなったものが、ためらいなく差し込まれた。
悲鳴が口をついて出たけれど、それは慧くんの舌に絡め取られて声にならなかった。
「…収まらないね、中。きつ…」
ピッタリと肌を重ねて奥まで慧くんのでいっぱいになって、不規則に訪れる激しい快感の余波を受け止める。
「慧く…っうごかないで…ね。おねが…ああっやあっ」
私の必死の願いも虚しく、小刻みに震える足を高く持ち上げてから、容赦なく奥まで突き立て、激しく律動を繰り返す。
「…大人しく待ってたよ。ずーっと。だから今度は優美ちゃんが俺の言うこと聞く番でしょ」
「やっやあっ」
「いやって言ったらもっとキツくなるよ。」
「んっつふっうっっはあっ」
「いい子。…でもまだだよ。」
ずるっと慧くんのが抜かれ、安堵の息を吐き出した瞬間、肩を掴まれ反転させられてお尻を高く引き上げられた。
ぐっと慧くんの熱く硬くなったものが蜜口にあてられ、一気にねじ込まれた。
あまりの衝撃で、声も出ず目の前が霞む。
奥まで突き立てたまま、慧くんの大きくて長い手が前に伸びて、硬くなった突起に愛液を塗りたくる。
「んっはあっあっ」
グリグリと突起を転がされ、快感の限界を、とうに超えていた腰が淫らに動く。
動くたびに、慧くんが奥までついてくるので、何とも言えない快感が体をめぐり、気が付けば自分で腰を振っていた。
「慧くっう、ごいてっもっとっ」
「イキそうだもんね。…やだ。」
腰を引き上げ、最奥を叩いてからそこで動けないようぴったりと密着させて腰を固定させた。
「ふっ…ひっあっ」
最奥まで慧くんのが突き立てられ、いっぱいに広がった中が、一転ぎゅうっと締め上げる。
「動いてないのに、イッちゃうね。」
腰を固定させた手は緩まず、奥に当てられたまま、突起をこねくりまわす指が振動に変わり、強く圧迫された。
直後、激しく体が飛び跳ね、目の前が真っ白になった。
ビクビクと、はしたなく震える下半身を支えられず腰が落ちる。
「おっと…。優美ちゃん、まだ終わってないよ。」
ずり落ちた腰を再度引き上げ、奥をつく。ぎゅうぎゅうと収縮を繰り返す中を擦り上げ、捩じ込まれる感覚に、ただ悲鳴をあげた。
「慧くっ…」
「意識失えたら楽なのにね。…絶対そんな事させてあげないけど」
不気味に響く慧くんの声音さえも、もう私には只の刺激にしかならなかった。
慧くんが愉しそうに私の体を弄ぶ。この長い夜はまだ始まったばかり。
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