激化するストーカー被害から元カレに助けを求めて…復縁するソフトSMエッチ (ページ 2)
そんなメッセージが流れてきた。
突然の事に着替えの手が止まる。
(まさか……ね……。)
そう思いながら寝室へ向かった。
そしてソッとドアを開けてベッドを見た。
ベッドの上には可愛くラッピングされた小さな箱があった。
今朝、家を出る時にはなかったはずだ。
(誰かが私の部屋に勝手に入ってきてる!?)
そう思った瞬間、私は動けなくなっていた。
しばらく立ち尽くしていると遠くから小さな振動音が聞こえる。
私のスマホだ。
慌ててスマホをとり、画面を確認すると元彼の良平だった。
「もっ、もしもし!!」
「夏美?仕事終わった?メシでも食いに行かない?」
いつもと変わらない良平の声に、ホッとした私は泣いてしまっていた。
「うぇ……、グスッ………。」
「え!?夏美、どうした?泣いてんのか!?」
良平が慌ててイロイロ聞いてきたが、一度泣き出したら止まらなくなり返事すらできなかった。
「今どこ?」
「………家……。」
「すぐ行くから。」
そう言うと良平は電話を切った。
その言葉に安心した私は、ノロノロと体を動かしたーーー。
コメント (0)