ジャズバーの青年が酔いつぶれて駄々をこねるから家に連れ帰れば…見透かされる心 (ページ 7)

「コウタ……」

名前を呼ぶことしかできなかった。

コウタの太いものでこすられるだけで、頭がおかしくなる。

「オレのに、なってください」

そう囁くと同時に、コウタは私の中に

沢山の愛を注ぎこんだ。

―――

会社の帰りにそのバーに寄るのが、ちょっとした楽しみだった。

「あ、ユキ!」

ぱっと顔を上げる、サックスの青年。

出会ってもう、四年になる。

その薬指には、揃いの指輪がキラリと光っていた。

-FIN-

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