憧れのミュージシャンと堪能する一夜限りの甘い関係 (ページ 4)
ほとんど、メディア越しに、もしくはライブ会場で遥か遠くにしか見たことのない、その整った顔に遠慮なくいくつもキスを落とし、汗ばんだ胸に頬を寄せる。
だってこれは、一夜限りの夢なんだもの。
味わい尽くさないともったいない。
座って抱き合うなんて初めての経験で、思った以上に彼のペニスが深く突き刺さってきて、腰を引きたくなるけれど。
けれど、ショウゴもぎゅうと私を抱きしめて離さない。
彼の脈を間近に感じ、吐き出す吐息が髪を揺らす。
たった一瞬の幸せを存分に噛みしめながら、幾度も角度を変え、体位を変え、私たちは今この瞬間、二人だけでしか味わえない快感を存分に堪能した。
果てては、また身体を重ね、そしてまた果てる。
このまま朝なんて来なければいいのに、と、願いながら私はまた、新しいコンドームを彼のペニスに装着するのだった。
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