憧れのミュージシャンと堪能する一夜限りの甘い関係 (ページ 3)
「――くっ、ん」
突然の刺激に、声が漏れる。
くちゅり、と、音を立てながら、濡れそぼったところにショウゴの指が埋め込まれていく。
信じられない、と、思う間もなく官能の波が押し寄せてくる。
「あっという間に三本入った。もっといれちゃう?」
素敵な歌をいくつも唄うその声で、囁きながらくすくす笑っている。
「やぁ、だ。こっちがいい」
喘ぎながら、既に下着の中で勃起している彼のモノをねだる。
「――俺も」
形の良い唇が、私のこめかみに触れ、コンドームをつけた彼のモノが私の中に押し入ってきた。
それはとても大きくて、身体が壊れてしまいそうな錯覚に陥る。
「やぁ――おっきい――っ」
思わず逃げそうになる私の腰を、彼はその手で抱きとめて強引に奥まで自分自身を埋め込んでいく。
「キッツ――っ」
眉間に皺を寄せてそう呟くと、それでもゆっくり身体を動かしていく。
はしたない声を押し殺す為に噛み締めている指を、そっと私の口から取り出すと優しく囁いた。
「もっと聞かせてよ、君の声を」
ステージから、何度も投げかけられるその台詞をまさかベッドの中で囁かれる日が来るなんて。
心の奥がきゅんと疼いて、同時に私の膣もぎゅうと彼を抱きしめていた。
「ふわぁああ、あああんっ」
望まれるままに、声を届けたくて遠慮なく喘ぐ。
「ああ――いい――っ」
同時に彼も、官能にまみれた声を聞かせてくれた。
私は思わず手を伸ばして、無理矢理上半身を起こし、彼に抱きついた。
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