親戚の家で10数年ぶりに再会した年下の従兄弟に迫られ知らされる想定外の思惑 (ページ 5)
身体は省吾のモノを求めていました。
しかし、無意識のうちに彼を拒もうとしました。
最後の理性の枷が風前の灯火のように揺れているように思いました。
しかし、一瞬の沈黙の後に省吾が私に言ったのです。
「従姉妹とは結婚できるんだよ。」
その一言は最後の枷を外すには十分すぎるものでした。
さらに・・・。
「きっと、じいちゃんも喜んでくれるよ・・・。」
この時、皆が私と省吾の為に集まっていてという事がおぼろげに分かってきました。
「いいよ。来て・・・。」
「いくよ。」
心の中の枷を全て外した私は省吾を受け入れました。
「アッ、もういきそう。」
「いいよ、省吾っ。」
「来てっ、中でいいからっ。」
「あっ、ああっん。」
省吾からほとばしり出た熱い塊が私の奥にある本能へと振りかかったのを感じたと同時に絶頂を迎えたのです。
荒い息をしながら省吾が私の耳元で囁きました。
「これから、改めて恋人ってのになるのかな。」
「そうね、それも悪くはないかもね・・・。」
その夜からこの恋が始まったのです。
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