仕事ばかりの彼のお腹に後ろから抱きついて―寂しさ吹き飛ぶ愛で満たされる (ページ 4)

中に差し込まれた義弘の人差し指が、内壁を広げるように撫でつける。

びくりと揺れた私の太ももを、胸から離れた掌がするりと撫でた。

「ひっ、あっあっ、ん、やああああっ!」

中でも敏感な部分をぐりっと押さえつけた義弘に、高く声を上げて熱を逃がす私。

快感に潤んだ私の瞳が見たのは、目許に色気を滲ませて微笑む義弘の姿だった。

「あっあっやあっ、んっ、あああああっ!」

同じ部分を何度も何度も責められて、頭の中で白い火花がぱちぱちと爆ぜる。

がくがくと身体を揺らした私の脳内に、意地悪な義弘の声が響く。

「いつもより敏感だな」

「だって、それはぁっ」

「そんなに欲しかったのか、コレが」

いつの間にかズボンの前を寛げた義弘が、燃えるような滾りを私にあてがう。

焦らすように割れ目をなぞる義弘の動きに、無意識に腰が揺れた。

「淫乱」

「ああっ、あ、ああああああっ!!」

眼下で悶える私をそう嘲る義弘の視線も、快感に濡れてしまっている。

溶け落ちそうな熱をずぶずぶと押し込まれて、私はただ喘ぐしかなかった。

「あ、あああっ、あんっ、ひああっ!」

「力抜け、櫻子」

掠れた声で名前を呼ばれて、義弘の思惑とは逆にきゅんきゅんと締め付けてしまう私。

眉を顰めた義弘の表情はいやらしく、ますます私の理性を崩した。

お互いの肌がぶつかる音とじゅぷじゅぷとうるさい水音、それに自分の喘ぎ声が耳を犯す。

シーツを握りしめていた手を背中に回すと、ふっと微笑んだ義弘が私の唇に唇を寄せた。

「あっ、はぁっ、んんんんんんんんんんんっ!!!」

溶けるような口づけの最中、彼の滾りが私の最奥をがつがつと抉る。

あっさりと頂上に上り詰めた私につられ、義弘も私の中に精を吐き出した。

「櫻子」

「ん」

「ごめんな、寂しい思いさせて」

これからは気をつけると言いながら頬に口づけを落とした義弘。

その言葉に、たまにはこんなのもいいかなと思っている自分に気がついて、私は頬を染めるしかなかった。

-FIN-

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