彼の愛で全てがいっぱいになって幸福感に包まれる初めてエッチ (ページ 9)

稔さんとなら、これからいっぱい、エッチなことをしたい。

気持ちいいことを、全部教わりたい。

そう思った。

今までにない程の強い力で、抱き締められる。

私も広い背中に腕を回して、稔さんに応えた。

「はあ…いくっ」

切羽詰まったような声。

私で、感じてくれたのなら嬉しい。

その背中に爪を立てた時、稔さんの動きが止まった。

互いの荒い息が落ち着いても、抱き合ったままでいた。

すると、ふいに耳元に落ちてきた「愛してる」っていう言葉。

「私、も…」

「私も?」

首筋に顔を埋めていた稔さんが、こちらを見つめる。

続きを待ちわびるような表情に、私も微笑んだ。

「愛してます、稔さん…きゃっ」

突然、中に入ったままのモノが動いた感覚。

「やっぱり、一回じゃ足りないや」

そう言って、稔さんが困ったように笑う。

無意識のうちに、彼の言葉に頷いていた。

-FIN-

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