なかなか思うように記録が出ない水泳教室…コーチに相談すると全裸での水泳を勧められて… (ページ 2)

「…あの、コーチは私がいいって言うまで、後ろ向いていてもらえますか?」

「も、もちろんです!」

そそくさとプールサイドの方を向く亮を確かめてから、恵美はそっと水着を脱いだ。

水着を脱いだだけなのに、心も軽くなるようだった。

「それでは、いってきます」

それだけ呟いて、恵美は全裸で泳ぎだした。

初めはやっぱり恥ずかしかったけれど、水着のない開放感に支配され、仕事のミスも気にならなくなっていった。

プールを折り返す頃には、いつもの恵美の泳ぎができていることに喜び、全裸だということをすっかり忘れて亮の元へゴールした。

「コーチ!ありがとうございます!すっかり泳ぎが戻ってきたみたいです!」

嬉しさと勢い余って、振り向いた亮に抱き着いてしまった。

「そ、それはよかったです!気持ちよかったですか?」

亮は戸惑いながらも平静を装って質問した。

「はい!とっても気持ちよかったです!」

そう言った恵美の笑顔が、亮の身体に火をつけた。

「…そうですか、気持ちよかったんですね」

すっかり水着を着ていないことを忘れて抱き着いている恵美の腰に手を回す。

「あっ…私、ごめんなさい!」

腰に触れた手の感触で、自分が全裸なのを思い出す。

亮から離れようとするが、腰に回った手はほどけない。

「コーチ、すみません、私ったら嬉しくて抱き着いちゃってました、水着、着てきます」

「コーチじゃなくて、亮さんと呼んでください」

熱を帯びた瞳が、恵美を見据えて怪しく揺れる。

「…亮、さん…」

「本当はこんなこと、するつもりじゃなかったのに。あなたが悪いんですよ?裸で抱き着いてきたりするから」

亮の手は腰を優しく撫で、それから背中をなぞり始めた。

「んぁ…コーチ…なにして…んっ」

「亮さん、でしょう?今度はこっちも気持ちよくしてあげます」

「あっ…亮さん、くすぐったいです…あんっ」

唇を塞がれ、舌がぬるっと入ってくる。

「んはっ…亮さん、ダメ…」

「恵美さん…身体よく見せてください」

そう言うと亮はゴーグルを付け、プールに潜り始めた。

「やっ…!亮さん、ヤダ、見ないで!」

必死に隠そうとするものの、先に腕を掴まれ身体から離される。

最後の抵抗で、脚をできるだけ閉じ、身体をよじってみるけれど、脚の隙間に亮の両脚がねじ込まれ、みるみる脚が開かれていく。

「や、やめて…」

水中にいる亮に恵美の声は届かない。

いつの間にか恵美はプールの端っこに追いやられ、逃げることさえできない。

水中にも潜った亮は、なかなか出てこない。

触れることはせず、ただ見られているということが恵美の身体を火照らせる。

ザバッと水面に顔を出した亮は、耳まで真っ赤だった。

「恵美さんの身体…すごくキレイ。触ってもいいですか?」

言うなり、唇にキスを落とした。

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