女癖が悪いと評判のライバルと残業をしたらそういう雰囲気になって… (ページ 3)
「……何を?」
「何を…って、肩を」
あ…焦った……
だよねだよね肩だよね!
私何言ってっ…
「何だと思ったの?(笑)」
ホントよ…
「なっなんでもないっ。マッサージなら間に合ってますから!」
「いいから遠慮すんなって」
「いい!」
「可愛くねぇな~。ほら、おいで」
「おいで?!」
眼鏡を外してふざけるようにわざと甘く私を誘うこの男の憎たらしいこと
どれだけの『女』がこの顔で誘われて…
そして……
これ以上に蕩けさせられたんだろう…
「ほ…本当にしてくれるの?」
「もちろん」
別に何かを期待してるわけじゃない
何でもいいから触れて欲しいと思った
長年恋い焦がれたこいつに触れたのはたった一度
朝帰りのまま会社のソファーで寝ていた長谷川の髪に内緒でそっと触れた
それ以外は…ない…
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