稼げるバイトの面接は、いやらしくて甘い蜜の味。

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稼げるバイトの面接は、いやらしくて甘い蜜の味。 (ページ 1)

どうしよう。どうしよう。どうしよう。

先月買い物をしすぎてしまった。

ほとんどすっからかんの通帳を見て、途方に暮れる。

ベッドの横には、ショップバッグが散らかったまま。

このままじゃ、クレジットカードの支払いができない。

――もう、これしかない!

スマホの画面には、アルバイト情報が広げっぱなし。

手っ取り早く稼ぐ方法を探していたら、当たり前のように、キャバクラに行き着いてしまった。

「みらいちゃんだね。歳は……ハタチ。スリーサイズは?男性経験は……」

この店のオーナーだという男は、北山と名乗った。

静かで淡々としているけど、有無を言わさない口調。

スーツを着崩しているのは、まだ開店する前だからだ。

仕方がない。女を売る商売なんだもの。

スリーサイズも、男性経験も、馬鹿正直に口にした。

胸はEカップだから、きっと大きい方。

男性経験は人並みに。別に評価には関係がないはず。

いくつかの質問の後、北山は私に、立つように促した。

身体のラインが出る服を着てくるように。

そう指示があったから、大きく胸元の開いた、ミニ丈のニットワンピだ。

少し茶色い髪を巻いて、メイクも濃い目にして、派手に見えるようにしてきたつもりなんだけど。

しばらくの間、北山は私の顔を、身体を、舐め回すように眺めていた。

「じゃあ、隣に座って。研修を始めよう」

「あ、はい!失礼します」

高そうなソファ。今までは向かい合わせて話していた、北山の隣に腰を掛ける。

ソファに座るなり引っ張られる手。その手を膝に乗せさせられて。

「そんなに緊張しないで。俺をお客様だと思って接客するんだよ」

肩を抱き寄せられる。ふたりの手は重なったまま。心臓が早鐘を打った。

「こんな風に触ってくるお客様も、いらっしゃるから」

肩を撫でていた手が、ゆっくりとニットの下に差し入れられる。

指先が鎖骨を辿り、胸元へ降りていく。

「ちょ、ちょっと……待ってください!」

「お客様にそんな言い方は良くない。きちんと研修をしないとね。ほら、みらいちゃんも、もっと積極的にコミュニケーションを取らないと」

女の子に対して、どこまでが許されて、どこからがやりすぎなのか。

私には全く分からない。

大きな手が服の中でうごめき、胸の膨らみを包み込む。

――嫌だ。

そう思っても、逆らうことができない。

今日も体験としての給料が出ていると考えると、言いなりになるしかなかった。

こんな事務所の一室で、男の人に胸を揉まれている。

お客様と楽しく話をして稼げるって、求人広告には書いてあったのに。

漏れそうになる声も耐えて、熱い顔を俯かせて。

身体が勝手に震えるのを、止めることができない。

「お客様の膝をもっと撫でて。内腿を何度も撫でてあげないと。……そうそう、上手だ」

北山の手は私の胸を揉みしだいている。

ブラジャーなんてとっくに外されて、服の中で、頼りなくぶら下がっているだけ。

好き勝手に動く指先に乳首をつままれて、

「んっ……!ぁ、やぁ……!」

信じられないくらい、甘い声が出てしまう。

「膝に乗って。お客様を喜ばせてあげないとね。で、指名してくださいっておねだりしてごらん」

今日はニットワンピだ。脚を開くと、どうしてもずり上がってしまう。

だけど、仕事だから。研修だから。逆らうことは許されない。

下着が見えないように裾を引っ張りながら、北山の膝を跨いだ。

さっきよりもずっと近い、抱っこのような恰好の、向かい合わせ。

腰を引き寄せられて、熱くて固い股間に触れる。

下着の中で、じゅく、と音がした。

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