落ちこぼれの烙印を押された生徒を変えようと奮起した筈なのに…二人きりの教室に響く悦音 (ページ 5)
「真由先生、教壇に立って。」
橘に引っ張られ真由は裸で教壇に手をついた。
「素っ裸で教壇立って…ホントやらしい先生。」
「あっ、あっ…いや。んん!」
思わず想像してしまう。
神聖な教室にいる生徒たちの姿を。
今ここで全員が真由の姿を見ていたら。
想像しただけで後ろから挿入してきた橘をじゅんと締めつけてしまう。
「真由先生、ここ触って自分でしたことある?」
そう言うと橘は真由の右手をクリトリスに導いた。
「あっ…あっ、橘くん!ああっ…」
やんわりと首をふりながら導かれるまま指を動かす。
円を描くような指の動きは次第に速くなっていく。
その間も橘は容赦なく真由をかき乱していった。
「ああっ!橘くん…おかしくなっちゃいます!あっ、あっ…くる!」
磁石のようにぴったりと指がそこに張りつき、知らずとも自分で気持ちよくなるように弄ってしまう。
指先から抗えない疼きが広がっていく。
橘はもう手を添えていなかった。
「自分でしながらイッてみな、真由」
「あっ…ダメっ…イきます!あああっ!!」
橘の重い律動に真由は体を震わせて昇りつめた。
ひくつく中の動きがおさまると橘は再び動きだした。
イッたばかりの体は快感をまとったように真由に堪らない愉悦をもたらした。
「あぁ…いい!気持ちいい!!…あっ…ああっ。」
「んっ…俺も。そろそろイッてもいい?」
こくこくと頷く真由の胸を弄りながら橘が腰をぶつけてくる。
肌と肌がぶつかる音がだんだん速く大きくなっていく。
「ああっ…橘くん!あああっ!」
「…っ…!…出る!!」
ずるりと引き抜くと橘は真由のおしりに熱い迸りを放った。
余韻にひたり呼吸を整えていると遠くから教室に近づく話し声が聞こえ、慌てて二人は教壇に隠れた。
声は教室を通りすぎ遠退いていった。
どちらからともなく笑い、狭い教壇の中でキスを交わした。
* * * * *
「真由、あの本重版かかったよ。真由のおかげだね。」
「ふふ…橘先生のネタになって光栄です。でもたくさんの人にセックス読まれて恥ずかしいです。」
創立以来の問題児は相変わらすパソコン教室で毎日サボっている。
ただ真由の助言通り、全科目のテストの一番難しい問題だけ回答するようになった橘にどの教師も何も言わなくなった。
問題児は実は影のトップなのではと専らの噂になっている。
「で、…真由、またネタに協力してくれる?」
「ん…もう…ちょっとだけですよ…。」
真由はフェラチオしながら橘に微笑んだ。
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