ゲリラ豪雨に見舞われ後輩とびしょ濡れのまま車内で足止めをくらっていたら… (ページ 9)
「あ、おっき……」
「俺、もッ……やばっ……今の話、ちょっとだけっ保留にさせて、ください」
「あっん」
息も絶え絶えに小暮君は話し終えると、今までで一番激しく腰を振りたくった。
「っ、んっ、はッ」
「あん、ァ、あ!……また、きちゃう、ン、きちゃぅう」
パンッパンッ
肉同士がぶつかる音が高く響いて2人で昇り詰めていく。
「ぁぁぁぁああ、イ、イッくぅぁああん」
「ッ、っぁあっ!」
力なくびくつく私の体を小暮君はギュッと抱き締めてくれて、最後のひと振りを私に打ちつけてから動きを止めた。
「……ぁ」
息が落ち着いてくるのを待ちながら、埋め込まれたままの肉の硬さを楽しんでいた。
少しずつ意識がはっきりしてきて、まだ耳に大雨の音が鳴り響いていることに安心した。
「あ、あの真菜さん、俺っ」
体は繋げたままなのに、いつもの雰囲気に戻っている小暮君がかわいくて安心する。
人差し指を小暮君の唇にあてて、私はまたその体にもたれた。
きっと2人の保留事項は良い方向に向かうはずだ。
もうちょっとだけこの雨が降り続いてほしいと願った。
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