恋人のマッサージで眠ってしまった私。目を覚ますと、彼の手が太ももに・・・。 (ページ 2)

「んんっ・・・はぁ・・・あっ・・」

「さっきまで眠ってたのに、こんなに濡らして・・。なんかエッチな夢でも見てた?」

「違っ・・。だって、克人が・・・触ってたから・・・・。」

「俺のせい?もしかしてマッサージしてる時から、濡れてた?」

「はあ・・・んっ。そんな・・・こと。」

「もっと、マッサージしてあげよっか?」

克人は、私の首筋にキスしながら、胸に手を伸ばし、ゆっくりと揉み始めた。

「あっ・・・やっ。気持ちいい。」

「俺もさ、実はマッサージオイル買っといたんだよね。」

「え?」

「これ、どう?」

克人の手にはローションが握られている。返事をする間もなく、トロッとした液体がたらされ、乳首の先端に冷たい感触が走った。

「あっ・・・」

ローションで湿った乳房を揉みながら、克人は、クスクスと笑った。

「なんか、美野里、体が火照ってない?」

「そんなこと・・・ないよ。」

「本当?」

ごまかす私の心を見透かしたように笑うと、克人は私の胸に息を吹きかけた。

「あっ・・・」

「体が熱くなるでしょ?」

克人は、床に転がった私の浴衣の腰ひもを手に取り、ローションで湿らせると、私の秘部にあてがい、ゆっくりと前後に動かし始めた。

「あっ・・・ああっ・・。いやぁ・・・。ダメ。」

腰紐がこすれる度に、私の秘部は湿り気を帯びていった。克人の手に握られた腰紐がグッと上に引っ張られた瞬間、私の秘部から熱い液体が溢れ出した。

「ああっ!!」

「美野里、もうイッちゃった?」

克人は汗ばんだ私の身体を抱き起こすと、両腕を腰ひもで縛り、壁を背にして立たせた。

「腕、痛くない?」

「ん・・・大丈夫。」

正面から、扇風機の風を当てられ、まくりあがった浴衣の裾の間に、再び克人の手が伸びて、ショーツをはぎ取られた。克人は、私の股間に顔を埋めると、クリトリスを舐め始めた。

「んんっ・・。」

「俺の舌使い、そんなに気持ちいい?」

克人は、顔を赤らめている私の唇に優しくキスすると、神社で買ってきた犬張子を、胸元に這わせた。ひんやりとした陶器の冷たさが火照った身体に心地よい。

「俺、美野里の中に入りたいだけど、ダメ?」

「いいよ。でも、ちゃんとゴムつけて。」

縛られた両腕を克人の肩に回して、私は彼の唇にキスした。克人は、私の右足を持ち上げ、左手で腰を抱くと、私の中に入ってきた。

「あっ・・・んんっ・・・」

「痛くない?」

「もっと・・・奥まで、欲しい・・よ。」

克人は、私の要求に応えるように、ペニスを膣の奥深く突き立て、腰を動かし始めた。

腰の動きが徐々に早くなり、脳天まで突き上げるような快感が全身を突き抜けていく。

私は、克人の肩に回した手を引き寄せる、彼の唇にキスした。何度も唇を重ねながら、私たちは昇天した。

翌日、シャワーを浴びた私を、克人は駅まで送ってくれた。私たちは、昨日と同じように、商店街の通りを手を繋ぎながら駅まで歩いた。昨日、立ち寄った和菓子屋の前に通りかかると、七夕飾りが目に入った。七夕飾りには、色々な願い事が書かれた短冊が何枚も吊るされている。短冊の1枚1枚を眺めていると、その中の1枚に、子どものつたない字で願い事が書かれた短冊があった。

【げんきな赤ちゃんがうまれますように。】

「ね、克人。私たちも、七夕飾りの短冊に願い事、書こうよ。」

【これからも一緒にいられますように。】

【また手を繋いで歩けますように。】

私たちは、それぞれの願い事を短冊に書いて、七夕飾りに吊るした。

「なあ、お姉さんに和菓子屋の和菓子、お土産に持って行けよ。」

「うん。ありがと。」

私たちは、手を繋いだまま、2人で和菓子屋ののれんをくぐった。

-FIN-

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