強引で肉食系と噂の部下が私に求めているのは…ざわつく心 (ページ 2)

「…秘密ですか」

子供みたいな声を一言だけ発して、さらに腕が強くなる。

あたしは衝動的に、頬に触れる程度のキスをした。

するとすぐに彼の唇が重なり、柔らかい唇に包まれるとすぐに気持ちよくなって目を閉じた。

両頬をそっと支えられると、中に舌先が侵入してくる。

ゆっくりと首に腕を巻き付けると、腰を引き寄せられてあたしと彼の間に隙間なんてなくなった。

ほのかに香るアルコールの匂いが余計に高ぶらせる。

そのまま後ろにある大きなベットにゆっくりと寝かせられた。

ポワっと光るオレンジ色のライトにほのかに照らされた彼の顔。

頬やまぶた、鼻や額に沢山のキスを降らせてから物憂げな瞳と視線が重なった。

いつも自信ありげでキリッとしたオーラを放つ彼と同じ人とは思えない。

思わずあたしも頭を撫でると、ふわふわの髪の毛が柔らかくて気持ちよくて、無意識に『間宮くん、かわいいね』と呟いていた。

「あんまり嬉しくないですよ。」

『フフ、ごめん。』

「てか、それされると、我慢出来なくなる」

『ん?』

「可愛くない事しちゃうかもよ」

そう言ってイタズラに笑うとすぐに深いキスが落とされた。

ふわふわの柔らかい唇があまりに心地よくて自然とこちらからも求めてしまう。

同時に服の中に手が入り、下着上から強めに触られると『ん』と小さく声が漏れた。

その途端にこれまで優しかったキスが噛み付くようなキスに変わり、握っていた左手の力も強くなる。

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