夫への意趣返しのつもりが力強く求められて寂しさを癒される (ページ 4)
私は、違うの。
寂しくて、寂しくて。
誰かがそばにいてくれたらって、ずっと思ってた。
今だけでもいい。
私のものになってほしい。
「亜優さん?」
「もう一度、お願い…」
彼の手を握ったものの、恥ずかしくて顔は見られなかった。
浅ましくて、あきらめの悪い女。
「もう、迷わないから…」
ぎゅっと目をつぶって懇願する。
耐えがたい一瞬の後、唇に温かい感触が触れた。
「二度は、止まれないです」
目を開けると、真人くんの瞳に、さっきまではなかった熱が灯っている。
身体がぞくりと震えた。
「止めないで…」
首にしがみついた私をきつく抱きしめて、真人くんはもう一度、ベッドに横たえた。
「あっ、はぁ…っ、…ぁ」
「亜優さん…」
久しぶりに男の人を受け入れた身体は、正直に喜んで、私を鳴かせた。
真人くんの背中も汗に濡れて、吐く息は苦しげに揺れてる。
片脚を折り曲げて、身体を返される。
私の中を、彼のものがかき回す、濡れて粘った音がする。
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