他の女なんて目に入らなかったのに…衝動が裏付けるイケナイ想い
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他の女なんて目に入らなかったのに…衝動が裏付けるイケナイ想い (ページ 1)
結婚したばかりの時は、妻に夢中だったから他の女なんて目に入らなかった。
けれど、彼女に出会ってしまった。
大翔が入社5年目の時、亜美が新入社員として隣の部署に配属された。
亜美と同じ部署に大翔と親しくしていた同期社員がいた事から、たまに大翔も亜美に話しかけるようになった。
ただ、それだけの関係だった。
ある日、大翔と亜美の部署と合同で飲み会をした時、大翔は帰りが同じ方向であるという理由で、亜美と一緒に帰る事になった。
亜美はかなり酔っぱらっていた。
「ごめんなさい。大翔さん」
亜美が大翔の腕に自分の腕を絡める。
「俺は大丈夫だけど亜美ちゃんはずいぶん飲んでたね」
「わかりました?」
「そりゃあそんだけフラフラなら。何かあった?俺に言えない事なら言わなくてもいいけど」
「昨日彼と別れたんです」
「え?亜美ちゃん彼氏いたの?」
亜美はその場にしゃがんでしまった。
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