年下ホストにエレベーターで切なく獰猛な告白をされて…見えなかった両想い

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年下ホストにエレベーターで切なく獰猛な告白をされて…見えなかった両想い (ページ 1)

一番は癒し、だと思う。

私がホストクラブに通う理由。

「リコちゃん、久しぶり」

「久しぶり。ボーナス入ったから来たよ」

「ありがとう」

担当のカイくんは、いわゆる弟系で笑顔が可愛い。

十歳近く年上の私を、ちゃん付けで呼ぶ感じは親戚の子みたいで親しみやすい。

仕事の愚痴をうんうん聞いてくれるし、面白い話もしてくれるし、ひたすら楽しいお酒が飲める。

私はいわゆる『友営』だから、変なスキンシップもなくて、癒しだけを味わえるのがいい。

「そろそろ、帰ろうかな」

「え、もう?」

あざとい上目使いに、一瞬、心が揺れたけど何とか持ち直した。

「今月は、もう一回くらい来るから」

「分かった。待ってるね」

きらきら輝く微笑み。

私みたいな地味な女には、眩しいくらい。

星を眺める気分で、会いにいくのが丁度いいんだと思う。

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