久しぶりのお出かけデート。何気ない彼氏のおねだりの筈が…

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久しぶりのお出かけデート。何気ない彼氏のおねだりの筈が… (ページ 1)

「たまには、いつもと違うことしてみない?」

いたずらっ子の瞳でカイが言った。

久しぶりのお出かけデート。年下の彼氏のおねだりを断る理由は見当たらない。

「いいよ」

「やった。じゃ、あっちのホテルに入ろう」

私の手を取り、カイは迷いなくラブホテルに入った。

流れるような動作で部屋選びが終わり、エレベーターへとエスコートされる。

四階で降りて部屋に足を踏み入れた瞬間、戸惑いが溢れた。

「これって…」

天井と床が真っ赤な部屋には、同じく赤の見慣れないものが並んでいた。

特に目立つのがX字の何か。壁際に置いてあるそれが、私はなんだか怖かった。

「ここSM専門のラブホなんだよ」

「えす、えむ?」

「そう。SM」

カイが頷く。そんな趣味があるなんて聞いてない。

「痛いこと、するの?」

思わず逃げ腰になった私をカイがぐっと抱きしめた。

「リコが嫌がることはしないよ。絶対に」

柔らかい囁きが耳をくすぐり、私はつい安心してしまう。

「ほら、シャワー浴びておいで」

いつもの少年っぽい笑顔に促されて、バスルームに向かった。

汗を流した二人の肌はさらさらなのに、吸い付き合うのが心地いい。

白いベッドの上で互いにキスをして愛撫する。

「リコ、これ、使ってみない?」

意識がとろけてきた頃、カイがピンク色の何かを枕の下から出した。

私がシャワーを浴びている間に準備していたらしい。

「ローターってやつ?」

「うん。あんまり強くないから、きっと気持ちいいよ」

「それくらいなら…」

私がいいよと言う前に、ローターのスイッチがオンになった。

振動音が静かな部屋の空気を揺らす。

「こことかどんな感じ?」

カイがローターを乳首に軽く当てた。

「ん…くすぐったい…」

「くすぐったいだけ?」

色々な角度で乳首を責められるうちに、快感が湧き上がる。

「ぁ…気持ち、いいかも…」

「じゃあ、こっちはどうかな」

「え…ぁ、待っ…ひあっ…」

ショーツの上から、ローターが淫核を捕まえた。

びりびりと痺れるような鋭い快感が、尖った場所から体中に広がっていく。

「ぁ、あ…やだ…強ぃ…」

「でも、リコの体はうれしがってるよ?シミできるくらい濡れてるもん」

カイが言葉で辱めるなんて初めてで、混乱するのに体は勝手に反応した。

「言葉責め、嫌いじゃないんだ」

私の顔を眺めてカイが笑う。見たことのない嗜虐的な微笑みだった。

「リコの知らないリコを、俺が教えてあげるね」

ぞくりとするのに、全身が熱い。理性や恐怖が溶けていくほどに。

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