突然襲い掛かってきた快楽に震える。いつまでもつづく暗い道で…… (ページ1)

朝寝坊したのが今日の一番の間違いだったのだ。美和はベッドから飛び起きると手早く身支度をして家を飛び出した。

普段は通らない近道を駅まで走る。廃工場が立ち並ぶ人気のない道だ。『変質者注意』と立看板が設置してあり危険だと思って避けていたのに、今朝はそんなことを気にする余裕もなかった。

だが駅までの道はきれいに舗装されていたし道幅が広く、車も通らない。

「なんだ、これなら遠回りする必要なんてないじゃない」

美和は一人、呟いた。

残業をして帰宅するころにはとっくに陽が落ちていた。急がないと好きなドラマが始まってしまう。美和は朝と同じ、廃工場の方の道へと向かった。

朝はなんとも思わなかったが暗くなると人気のなさが恐ろしく感じられた。街灯が少なく、明るい場所から次の街灯の側まで歩く間に暗闇がある。そこに何か恐ろしいものが潜んでいるような気がして美和は足を速めた。

突然、それは背後からやって来た。駆け寄ってくる足音が聞こえて美和は振り返る。

「高遠くん?」

走ってきたのは同僚の高遠だった。

「どうして、こんなところに?」

高遠は返事をすることなく美和に抱きついた。

「高遠くん!何するの!」

美和は驚いて身をよじったが高遠は力強く美和を抱きしめて放さない。背中に回っていた高遠の腕がすっと美和の腰に滑りおりた。

「やっ……!やめて!」

高遠は美和のスカートをめくりあげるとストッキングの上からお尻を撫でまわした。美和は混乱した。いつも大人しく、人の良い高遠がどうしてこんなことを?

美和は高遠の胸に手をつき身をよじって逃げようとするが、力の差は歴然で腕の中から逃れることはできない。

その間にも高遠の手はお尻から、足の間へと這っていく。美和は足をぴたりと合わせて這い入ってきた手をぎゅっと挟み込んだ。

ところが高遠は指先だけを動かして美和の内ももを優しく撫でた。

「あっ、いや!だめ!」

しっかりと挟み込んだために指の動きはくすぐったさに似た快感を美和に伝える。そっと撫でられているだけなのに身体がどんどん熱くなる。

快感を遠ざけようと高遠の手を押さえて少しだけ足を開いた。その隙を見逃さず、高遠は美和の股間に手を伸ばし、ストッキングのクロッチ部分に爪をかけると一気に引き裂いた。
下着に手を入れ美和のふっくらとした繁みを柔らかく揉む。

直接的だが優しい刺激に美和は落ち着いて語りかけることが出来た。

「高遠くん、どうしてこんなことするの」

しかし返事はなく、その代わりというように高遠は美和の首筋をべろりと舐めた。

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