明日退院の男性に最後のチャンスだと思って…深夜の不意打ち告白

キャラクター設定

登場人物をお好きな名前に変更できます。

milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。

明日退院の男性に最後のチャンスだと思って…深夜の不意打ち告白 (ページ 1)

初めての夜勤、こんなに緊張するなんて思ってもいませんでした。

それは、夜勤が初めてと言う事もあったのですがそれ以上に重大な決意を胸に秘めていたからです。

206号室、ここに彼がいます。

会社で階段から落ちて足を骨折、ここでその治療の為入院しているのです。

そう、明日まで・・・。

最初に見た時は何となく頼りなさげな感じがしたのですがしばらくすると彼の人の良さが分かってきました。

とにかく、人が良いって言うのでしょうか。

放っておけない・・・そんな感じがだんだんと愛おしくなってきたのです。

しかし、そんな彼も明日には退院。

今夜が最後のチャンス、そう思って覚悟を決めたのでした。

206号室は4人部屋ですが、今は彼一人しかいません。

そして、ドアを開けると彼の寝息が聞こえました。

そっとカーテンを開けて彼の寝顔をみていると何か寝言を言っていました。

「・・・さん、・・・。」

(彼女の事でも思いだしてるのかな・・・。)

そんな軽い嫉妬心が私の背中を押したのです。

コメント (0)

コメントを書く