いつも誘うのは私からだったのに…年上彼氏に優しく意地悪に迫られて立場が逆転する休日前夜

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いつも誘うのは私からだったのに…年上彼氏に優しく意地悪に迫られて立場が逆転する休日前夜 (ページ 1)

≪今夜ちょっと寄ってく?撫でて~≫

たったそれだけの文章を送るのに1分くらいかかった。

彼…ミツキさんは私より一回り近く年上で、いつも仕事が忙しい。

会えるタイミングがわからなくて、どうでもいいような言葉しか送れない。

SNSじゃなくてメールだから、読んだかどうかもわからない。

もやもやしながらぼんやり部屋でテレビを見ていたら、通知音が鳴った。

≪ちょっとだけ寄る≫

いつも長居してくれるのに、素直じゃない。

それでも、胸が締め付けられるくらい嬉しかった。

会いたい人に会える幸せを、私は毎回噛みしめてる。

いつも、会いたい時に会えるとは限らないから。

そわそわしながら準備していたら、チャイムが鳴った。

「お疲れ様。ビール買ってきた」

「ありがとう!入って~」

出迎えのハグをしたら、「座りたいんですけど」と軽くあしらわれる。

でも冷たい感じは全然しなくて、ふざけたように言ってくれる優しい人。

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