アブノーマルに目覚めてしまった原因は夜の公衆トイレで出会った彼でした

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アブノーマルに目覚めてしまった原因は夜の公衆トイレで出会った彼でした (ページ 1)

私はいつもアブノーマルな行為に憧れていた。

「(……あぁ、今日も何もなかった……)」

付き合っている恋人はいたものの、彼が求めているのは純愛なようで、付き合って半年経った今でもキスまでしか進んでいなかった。

そして私の方は、人より少しアブノーマルな性癖を持っていた。

少し乱暴にされたい。少し強引に迫られたい。

満たされない体を持て余した私は、そんな欲求に従ってしまった。

「……こんなことしたら……」

いつもしているオナニーでは満足できなくなった私は、体が求めるまま、アソコに遠隔操作が可能な小さめのローターを入れて過ごしてみた。

初めはただモヤモヤとした感覚があるだけだったけれど、一時間もするとムズムズし始めた。もっと激しく動かしたい。そう思い、ポケットに忍ばせたリモコンに触れてハッとした。

いけない。今はリビングで家族と過ごしているのに。

「……っ!」

「美樹、どうかしたの?」

母親にそう聞かれて、私は平静を装いながら答えた。

「な、んでもないよ。彼氏のところに行く、約束思い出しただけ」

母親はその言葉にニヤニヤとして喜んでいる様子だったが、私はそれどころではなかった。

油断すると小さいはずのローターを鮮明に感じてしまい、今すぐにでもオナニーがしたくなる。

私はそそくさとコートを羽織り、早足に家を出た。

彼氏の家までは、歩いて三十分ほどだった。けれど十分も歩いたところで我慢ができなくなってしまった私は、公園の公衆トイレに向かうことにした。

急いで公衆トイレに飛び込んだ私はロングスカートを捲ってそっとショーツに触れてみた。漏らしたかと思うくらいに濡れている。

「……ただ、入れていただけなのにっ」

グチョグチョに濡れたショーツを脱ぎ、アソコに触れると、滴るほどの愛液が私の指を濡らした。

「ん……っ!」

いつもより敏感になっているのか、クリトリスを弄れば強い快感に体が跳ねた。

思い出したように、ローターのスイッチを『弱』にする。途端に立っていられなくなり、わたしは便座の蓋に肘をついて体を支えた。

『…さ…』

元々夜には人気のない公園だというのに、外から聞こえてきた声に驚いた私は、口に手を当て、必死に声を押し殺した。そのくせローターを止めもしないまま激しくクリトリスを弄り、より強い快感を追おうとしてた。私はこの状況に興奮にしていたのだ。

コンコン。

扉をノックする音がした。

「……っ!」

扉越しに誰かがいるのに私の指は止まらなかった。止めることができなかったのだ。

「そこでヤってるのわかってるんだよ。ここを開けろ」

威圧的な声で言われ、私は頭が真っ白になった。声だけでイッてしまったのだ。

「仲間呼ばれたくないだろ?」

イッたばかりでまともに頭が働かない私は、言われるままにトイレの扉を開けてしまった。

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