氷の上司は、実は甘々意地悪な恋人! 会社の倉庫でお仕置きされて身も心もあなたのものに…… (ページ1)

「桜さん」

名前を呼ばれ振り返る。
そこにはわたしの上司である山本課長がいた。
とても綺麗な顔立ちをしていて女子受けも良い彼だが、仕事に関しては非常に厳しい。誰も仕事中笑顔を見たことがないという噂もある。

そんな氷の男、山本課長が呼びかけて来るときは大概仕事に関するダメ出しだ。

「昨日出してもらった資料だけど、これだと結果がいまいち分かりにくい。ただデータを並べてるだけじゃ意味はないと前も言っただろう?」
「す、すみません課長……」

切れ長の目を更に細めて冷たい声で指摘されると、わたしはどうしようもなく落ち込んでしまう。
山本課長は決して間違ったことは言っていない。その冷静さと正確さがより上の役職の人たちに評価されていることも知っている。

けれどもわたしは、山本課長のこの姿が苦手だった。
なぜなら——……。

「桜。あれほど言ったのに間違いを繰り返すなんて。よほどお仕置きされたいらしいな」

山本課長が少し口角を上げて言った。意地悪な顔をしている。冷たい氷のような表情は鳴りを潜め、いたずらをしようとしている少年のような顔に変わっている。
そう、山本課長はわたしの恋人だ。優しくて、時々意地悪な年上の恋人なのだ。
だからわたしは課長モードの時の彼が苦手だった。苦手というよりも、普段の優しい彼を見ているからこそ、そのギャップに困惑しているというのが近いのかもしれない。
今の彼の表情は、課長モードと彼氏モードが混在しているように見えた。
これはまずいかもしれない、とわたしはとっさに思う。


「物覚えの悪い子には、ちゃんと躾をしないとな」

にんまり微笑む彼は、まるで悪魔のようで。それでもわたしは振り払うことなんて到底出来ず、ただ抱き締められるのを受け入れていた。

彼は手を引くと、誰もいない倉庫へとわたしを連れて行った。

「お仕置きを始めるぞ」
「お仕置きって……?」
「これを挿れて、声を我慢するんだ」

彼が取り出したのは小さな機械だった。丸みを帯びたそれは、彼の手の中にあるリモコンを操作するとぶるりと震える。

そう、それはバイブだった。彼はわたしにお仕置き、つまりはわたしをそういった意味でいじめるつもりらしい。

わたしは必死に抵抗する。しかし彼はいとも簡単にわたしの抵抗をいなすと、何故だか少し濡れ始めていたわたしの秘部にバイブを挿れた。

「んっ、ふ、ぅ……っ」
「ダメだぞ。声出しちゃ」

意地悪く彼が笑う。わたしは声が漏れないように必死に口を塞いでいた。彼がリモコンのボタンを動かすたびに、わたしの身体はびくんと跳ねた。

振動の強さを気ままに変える彼の表情は生き生きしている。悔しいけれど、少し可愛らしく思えてわたしは逆らうことができなかった。

弱い振動から始まり、だんだん強いものへと変えられていく。バイブが震えるたびにわたしは声を必死に抑える。ぽたぽたとスカートの間から愛液が溢れていた。


「こんなに溢れさせて……本当に反省してるのか?」
「し、して、ます……っ」
「本当か? わざと失敗してこうしていじめられるのを望んでいるんじゃないのか?」
「そ、そんなこと、ないです……っ、はぁ」
「ならなんでそんなに濡れているんだ?」

目を細めて意地悪く聞く彼をきっと睨みつける。けれども彼は満足げに笑うだけで、意にも介してないようだった。

ぞくぞくと背筋が粟立つ。快感が全身を支配して、声を我慢するのがやっとだ。
足がガクガクと震え、崩れ落ちそうになるのを山本課長が支えてくれた。
ショーツはぐしょぐしょになり、後で替えなければと、そんな現実的なことを考えていた。

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