桜舞い散る木の下で。月明かりに照らされながら繋がる春の野外プレイ

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桜舞い散る木の下で。月明かりに照らされながら繋がる春の野外プレイ (ページ 1)

「寒くない?」

『ちょっとね。でも手はあったかいよ。』

仕事終わり、彼氏と夜桜を見に公園を訪れた。

繋いだ手を1つのポケットに入れて、桜並木をゆっくりと歩く。

ふと、蓮の手が私の髪に触れた。

「花びら、付いてる。」

そう言って指先で摘んだ桜の花びらを私に見せた。

この眼差し、声、笑顔、そのどれもが私の恋心を加速させる。

「花より団子って言うけどさ、美緒はどっち派?」

『女の子らしく花って答えたいけど…やっぱり団子かな?』

「ふーん。団子ねぇ」

『何よ!そういう蓮は?』

「俺は、花より団子より、美緒かな。」

『え?』

「今すぐシたいって言ったら、どうする?」

『ちょっ、蓮!!』

戸惑う私の手を引いて、蓮は歩き出した。

桜並木を外れた暗がりに連れて行かれる。

『ねぇ蓮、暗くてよく見えない、どこまで行くの?ねぇ…ねぇってば。』

「この木、ちょうどいいかな。」

手首を捕まれて自由を奪われた私は、桜の木に押し付けられる。

『えっ、やっ…蓮?』

「美緒が欲しい。我慢出来ない。」

少し強引に唇を奪われた。

強引だけど、優しい口付け。

溶けそうな程に、深い、深い口付け。

『ん…、だ、だめだよ。こんな所で、誰か来ちゃうよ。』

「どうしても、ダメ?」

子犬のような顔で見つめてくる蓮。

ずるいよ、蓮。

あなたの何気ないそんな仕草ひとつが、私の理性を簡単に壊してしまうと知ってるくせに。

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