何処の誰かもお互い知らない。でも、私は彼から性的欲求を満たされる為に逢瀬を繰り返す。。。 (ページ1)

私は、月に1度必ず会う人が居る。

でも、彼がどんな人でどんな生活を送っている人なのか、実際の所は分からない。

その代わり、私の素性も相手は知らない。

二人の間に、素性など意味を持たないこと。セクシャルな付き合いのみだが、単なるセフレとも違っていた。

出会いは、痴漢に合った電車の車内だった。

私は、常習的に痴漢にあうことが多く、でも、それをあまり嫌とは感じてはいなかった。

むしろ、日々、性的欲求を求めている節があり、痴漢もそれを見抜いているように、私に集まってきた。

ある日、いつものように満員電車に乗り、開かない扉側に立っていると、痴漢が寄ってきて、私を執拗に触り始めた。

私は、生理前ということもあり身体がいつも以上に敏感になっていて、痴漢をされている内に、軽い絶頂を迎えてしまった。

その日の車内は温度、湿度共に高く、軽い絶頂の後、私は思わず蹲ってしまった。

立っていられなかったのだ。

その様子を見て近づいてきた男性・・・その男性こそ、月1で逢っている人だ。

『大丈夫ですか?』

私に近寄り、次の駅で一緒に降りてくれた。

駅のホーム一番端のベンチに座り、冷たい飲み物を買って渡してくれた。

『ありがとうございます・・・』
『失礼ですが・・・触られていましたよね』

その言葉がドキンと心臓を高鳴らせる。

戸惑いを隠せずにいると、そっとその男性は私の耳元でつぶやく。

『イッた?』

ストレートな言葉に、顔から火が出るくらい、みるみるうちに赤面していくのが分かる。

『いつも夕方この電車のこの車両に乗っていますよね・・・時々あなたのこと見ていました』

私のことを見ていた・・・つまり、いつも痴漢されひそかに感じている私を知っていたということだ。

その日は、私が落ち着くまで駅のホームでいろいろ話をした。

彼は、『祐』と名乗った。たぶん仮名だろうと思う。私も、それに合わせ、『桃』と名乗った。

祐は、私の性癖を以前から見抜いていたようで、たまたまこの日、私が電車で蹲った姿を見て話しがしたいと思い近づいてきたのだった。

『桃が可能なら、定期的に桃の性的欲求、性癖を満足させてみませんか?痴漢じゃなく、この私に。。。』

祐がそう提案してきた。

私は、この言葉に大きく気持ちを揺さぶられ、心の奥底にある感情が沸きあがってきた。

この提案を受け入れてみたい。

私のこのどうしようもない、いやらしい感情を満たしてもらいたい。

そう思ってしまったのだ。

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